山科にある勧修寺。地名は「かんしゅうじ」ですが、「かじゅうじ」が寺の正式名称。
醍醐天皇が若くして亡くなった母、藤原胤子(ふじわらのいんし)のために胤子の祖父、宮地弥益(みやじいやます)の邸宅跡に建立。
境内にある氷室池を中心とした池泉遊式庭園は、京都指定「名勝」庭園です。
それほど人間の手が加えられていない、少し危険を感じる池の周りの道には、青い色が濃い額紫陽花(がくあじさい)や
半夏生(はんげしょう)の花が。池には蓮の群生、睡蓮に花菖蒲。
胤子の両親の雨のロマンス・・・二人、雨音を聞きながら時間を忘れて眺めていたのでしょうね。